Climb Every Mountain
写真をクリックすると、フォトギャラリーに飛びます。
黒斑山(くろふやま)~虎の尾まで
晴れ。
しかし、山の上には厚い雲。
「またこのパターンかよ。オマエと来ると、どうも冴えないなぁ」
「そんな…」
先週の甲武信ヶ岳は、快晴の中を登りはじめたものの、登山開始と同時に雲が出てきて、まったく眺望がなかった。
今回も、麓の空は晴れ渡っているが、山には雲。
やや憂鬱な気持ちで登りはじめる。
槍ヶ鞘という最初に浅間山が見えるところで、晴れはじめる。
おおっ…
ぐいっと登ってトーミの頭。バッチリ見える。
「こんなに噴煙が見えるのは初めて」
と、そこにいた何名かの方々が、異口同音に仰っている。
なんてラッキーな。
そこから、ずっと浅間山を眺めつつ、虎の尾まで。
そこで、引き返す。
雲が出始める。浅間山も隠れはじめる。
「やっぱオレ、持ってるなぁ」
「はぁ?」
虎の尾を踏む。
奥さん、大噴火。
2017年12月23日 奥さんと
岩菅山(いわすげやま)&裏岩菅山
スタートからつまずく。
カーナビで案内された先が、なんとなく登山口っぽかったので、登りはじめる。
ちっとも登らない。おかしい。ということで引き返す。
30分のロス。
偽登山口のほんのわずか先に、本物の登山口。
30分を取り返そうと、ガシガシ歩く。
整備された登山道の、丸太や石畳が凍結していて滑る。
急流の川に架かる橋が恐怖。凍った上に、傾いている。
標高2,000m付近からは、雪山。久しぶりの雪山登山。
「こんなに大変だったっけ?」
と歯を食いしばりながら登る。
30分を取り返すどころか、全然速くない。おまけに想定以上の疲労感で、山頂で長時間の休憩。
下山時には、斜面は川(ないし滝)に、フラットな場所は泥沼に。
楽勝登山の予定が、予想外の苦戦。
山頂で出会った方が、
「信州百名山をやってる」
とのことで、いろいろと情報をくれた。ありがたい。
2017年10月26日 一人で
有明山
ピークハントが目的なら、中房温泉からのピストンの方がはるかに楽。そちらのルートも急坂には違いないが、常識の範囲内。
また、有明山はそれほど眺望に優れた山ではない(悪いわけでもないが)。これを言ってしまうと身も蓋もないけれど、眺望を求めるなら、(同じ中房温泉から登る)燕岳が良い。
ただ、黒川沢沿いを登る表参道ルートには、いくつかの滝がある。それらの滝は一見の価値あり。すごい。
この登山絡みで書いたコラムはこちら。
2017年10月11日 一人で
四阿山(あずまやさん)
台風一過を狙って出発。
予報ではどんどん晴れるはずが、なかなか晴れず。山頂で2時間も粘る。
強風にあおられ、汗冷えしてしまう。
山頂ではチラッとだけだったが、登山中、下山中は、上田地域の絶景が楽しめた。近くの他の山から見たときも思ったが、この地域の景色は本当におもしろい。退屈しない。普段眺める地元の景色と、だいぶ違うからだろう。
奥さんと一緒。
「あずまやが3つあるから、あずまやさん」
だそうです。確かに道中、あずまやが3つあった。
って、なに言ってんだ。
「嬬恋清水」という地名を見付け、清水出身の奥さん、ご満悦。
日本百名山。
ステキな山ではあるが、規模がさほど大きくなく、「百名山」と言う程か?とも思っていたが、下山時に見た、天然記念物「的岩」にテンション上がる。まるで城壁。
麓は、真田の郷。
2017年9月18日 奥さんと
常念岳&蝶ヶ岳
米っちょとの登山は二ヶ月ぶり。
こんなに間隔が開いたのは、初めて。いろいろタイミングが合わなかった。
「常念、リベンジしとこっか」
というお誘い。
そう、去年、体調不良(←二日酔い)で、前常念岳までしか行けなかったのだ。
「常念→蝶の周回ルートね」
はぁぁぁぁっ!?リベンジしすぎだろ!
標準コースタイム15時間の変態プラン。常念の登りの標準タイムが随分とゆっくり取ってあるようなので、そんなにはかからないけど。それにしても12時間ちかくかかる17km。死ぬ。
お天気にも恵まれ、槍と穂高の絶景。素晴らしかった。
が、周回してみて分かったけれど、常念には登らず、蝶ヶ岳に登って蝶槍まで足を伸ばせば、この周回ルートの3割の労力で9割の成果が得られると思う。画的には、ということだけれど。
まぁ、登山の楽しみ方は人それぞれ。変態諸君は、是非周回ルートを。止めはしないよ。
いつもなら痛くてたまらなくなる膝が、あまり痛まず、その代わりなのかなんなのか、これまでにできたことのない足の裏にマメ。
そして、予想通りの疲労困憊。
2017年9月13日 米っちょと
飯島の烏帽子岳
五度目の烏帽子岳。
一度は残雪に阻まれて8合目までしか行っていないので、山頂に立ったのは4度目だが。
取り立てて思い入れはない。近いので。
午前5時、家を出るときに見た中央アルプスは、これ以上ない美しさ。
登山口に到着した6時には、木に遮られて見えないものの、早くもガスってきている模様。
山頂では、真っ白の景色。
空木岳が大迫力で見られるはずのこの場所で、4度目の白いカーテン。
どうしてそんなに嫌われるのだろう。
ついでに、短時間だったけれど、結構な勢いで降られた。
むしろ、また振られたと言うべきか。
飯島ルートは二度目。
「初心者向きではない」とあり、その通りだと思うが、割と楽しめる余裕も。
初心者は脱しただろうか、との慢心からか、足を滑らせること数度。帰路の一度は前のめりに転倒した。痛かった。
底の減ってきた登山靴を温存するため、トレッキングシューズで。
地面が土の山なら、トレッキングシューズの方が歩きやすいのでは?軽いし。
2017年8月4日 一人で