COLUMN

 


映画「シン・ゴジラ」

評判なので観に行ってきた。「シン・ゴジラ」。
実にくだらない。

聞いたことのない、それでいてカッコよさげな単語を、早口でまくしたてられて、台詞の半分以上は聞き取れない。それでも筋が分からなくなることもない。つまり、ストーリーもへったくれもない。

「ゴジラだー」
「逃げろー」
「ゴジラを倒せー」
 
つーね。

クライマックスに向けて、笑いが止まらない。映画館で声を出して笑うわけにはいかないので、声を殺すんだけど、もう苦しくて。死ぬかと思った。

で、くだらないからつまらないかというと、これがオモシロい。年に一回、毎年この季節に観たら良いんじゃないのかとさえ思える傑作。
なんなのかね、これは、と思ったんだけど、要するにあれだ。これは祭りなのだ。
 
「祭りだワショーイ」
 
つー映画なワケですよ。

日常に閉塞感を感じているような人は是非。
まぁ、映画館出たら、また日常が待っているわけですが。
 

2016年8月20日

 
 

 
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