COLUMN

 


反逆のルール

くだらないことばかり言っている人間は、他人のくだらなさに寛容か。
というのは、当然の疑問かもしれない。
答えは、ノーだ。

TwitterのTLに、以下のようなツイートが流れてきた。

みんな、わかったかい?
花屋の店先に並んだ花はどれもみんな世界にひとつだけの花だけど、
一番偉いのは「花屋」なんだよ。

 
おもしろい。
ひとしきり笑ったあと、悔しくて地団駄を踏んだ。
なぜそれをオレが思い付かなかったのか。
やり場のない怒り。メリーに八つ当たりしよう。

SMAP騒動は、もっともつまらない結末となった。

「出る」

と口にしたら、出なければならない。
そうでないと、先がない。

反逆は、大きな果実を得られることがある。
佐藤栄作を裏切った田中角栄も、その田中角栄を裏切った竹下登も、総理になった。
当然、失敗することもある。いや、失敗した例の方が多いのだろう。
しかし、反逆を表明しておきながら、それを思いとどまった者が何かを得た例をぼくは知らない(←ホントに知らないので、知ってる人がいたら教えて下さい)。「加藤の乱」の加藤紘一も、悲惨な末路だった。あれなら、華々しく討ち死にした方がどれだけマシだったろう。

勝負は時の運、という面は確かにある。
しかし今回、勝算は大いにあった、と思う。

前回も書いたが、事務所のツートップは、そろって、明日の朝起きてこなかったとしても、なんの不思議もない年齢だ。
むしろ、絶好のタイミングだったのではないだろうか。

と、ここまで書いて思ったが、勝算云々以外に、独立に踏み切れない事情があったのかもしれない。

烏賊の生ッ臭いにおいと人いきれのするSMAPの中に、腐ったかおりが、香水か何かのように、ただよったりしちゃうのだろうか。
やっぱり、ヤマもオチもイミもなかったのか。

「木村クン、たまには受け攻め替わってよ」
「ちょ、待てよ」

みたいな。

バッチコーイ!!
 

2016年1月20日

 

 
ページの先頭へ