COLUMN
それでも、日本人は「アレ」を選んだ
ウチの娘(高3)が、激おこである。
なんでも、日本ナンタラ会議に彼女が敬愛する加藤陽子先生が任命されなかったんだそうだ。
「で、それは何する組織なの?」
「政府に対する政策提言、とか」
「へー」
なんだか知らないが、JKの父として、娘の歓心をかわなければならない。
「政策提言、大事だよな」
「でしょ」
「美しい日本の再建のための政策提言!」
「う、うん…?」
「国を愛する新しい国民ネットワーク!」
「…」
「混迷する政治、荒廃する教育、欠落する危機管理!」
「……」
「誇りある国づくりを!!」
「えっと…」
「日本会議!!!」
「はあぁぁ?」
「違うの?」
「日本学術会議だよ。これだから学のない奴わ!」
「くっ」
「偏差値40が知ったかぶってモノ言うなよ」
「なんだと。それが親に対して言う台詞か!?」
それでも、我が家は「戦争」を選んだ。
ってのは冗談ですけどね。
いやまあ、冗談抜きで加藤陽子の
「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」
は素晴らしい本ですよ。中学生だった娘が図書館で借りてきたのを読んだんだけど、読了後に買い直したよ。
ホントにお薦め。是非、皆さまご一読を。
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2020年10月2日