COLUMN

 


インテリぽいの好き

随分前からネタ切れなんだけど、お声がかかるので、長野日報に広告を出すことになりました。2020年元旦の掲載予定です。

たまに、「広告作るのどれくらい大変なの?」と質問されることがあるんだけど、思いついてしまえばぜんぜん大変じゃないんです。ぼくの広告は、だいたい手持ちの写真に文字入れるだけなので。
今回のは、しまむらにBVDの白いブリーフ買いに行って(実はBVDはなかったのでグンゼなんだけど)、自室に三脚立てての自撮りって手間が余分にかかってますが。

「どうやって思いつくの?」って聞かれることも。
ぼくの場合は、かけ算です。
「写真×薬」とか「写真×掲載紙の特集(「元旦」「暑中見舞い」「もうすぐ一年生」など)」とかと考えながら、使えそうな写真ないかなとHDDあさります。
今回の場合は、珍しく写真は後でテーマが先。
テーマは「村西×栗本」です。

先日、とうとう老眼鏡を買いました。
店のお姉さんに「どんなイメージをお考えですか?」と聞かれたので「インテリぽく見えるカンジで」って答えたんです。
いや、インテリぽい=アホじゃないですか。「ぽい」ってことはそうじゃないんだから。我ながらバカバカしくなったんですけど、でもこの「インテリぽい」って響きが気に入ったわけです。
ちょうどその時読んでいたのが、村西とおるの伝記「全裸監督」。村西とおる監督と言えば、代表作は黒木香主演「SMぽいの好き」。おお、これだ、と。で、「インテリぽいの好き」が決まりました。
村西監督はパンツ(←BVD)一丁でカメラ担ぐのがトレードマーク。
パンツ一丁からの連想で、栗本慎一郎「パンツをはいたサル」。おお、「インテリぽい」にピッタリ。
栗本と言えば、昔はベレー帽がトレードマーク。ベレー帽ないけど、手持ちのハンチング帽でもいいか。メガネかけたら栗本っぽいじゃん。
で、最後は「SMぽいの好き」を画像検索して、真似しました。

広告掲載しても、おそらく誰もぼくの意図には1ミリも気が付かないと思ったので、遠回しの作品解説です。
ところで、村西とおるのキャッチコピーは「死にたくなったら下を見ろ俺がいる」だそう。素晴らしい。ぼくもそういう気概で生きていきたい。

本日、48歳になりました。
誕生日に何やってんだって、自分でも思いますね。
下を見たら、村西と亀田がいるんじゃないですか。
下から覗いてます。スカートの人はご用心を。
 
 

2019年12月12日
 

 
 

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