COLUMN

 


パンツ

褒め言葉なのかどうかは微妙だが、めざとい、と言われる。
登山をしていると、トレッキングポールのキャップをよく拾う。
 
今日は登山に行く途中、クルマの運転中に、桜スポットを見付けた。
あとで調べてみれば、超がつくほどの有名スポットらしい。帰りに寄ってみたが、なるほど、そこで撮影された写真を見たことがある。
大型の観光バスが、複数停まっていた。
 
有名スポットは好きじゃない。
並んで撮れば、それは誰が撮っても同じような写真にしかならないし、そこで差をつけられるほどの腕もない。
そもそも、人が群がっている所では、思い通りに撮影もできない。撮影している人々を撮影するというメタ写真すらも、すでに撮り尽くされている。
 
有名スポットに来ましたよ、という記念写真を一枚撮ったあとは、フラフラと徘徊。
ふと、一人の美女が目にとまる。
おそらく誰かが連れて来たモデル。以前PHaT PHOTOの表紙になった、小松菜奈という女優に似ている。
その時彼女は、一人で、しゃがんで、化粧を直していた。
そして、パンツが丸見え。
 
一応言っておくが、亀田亮45歳、いまさらパンツに興味などない。
布きれ一枚を隔てたその向こう側はともかく、パンツには何の興味もない。
むしろ、そんなATフィールドは無効化した上でロンギヌスの槍を…いや、なんでもない。しゃぶしゃぶが食べたい。
繰り返し言うけれど、パンツにまったく興味はない。
が、オトコ亀田亮、見えるんなら見ますよ、そりゃ。
チラッと。
ていうか、ぢっと毛を見る、が如く。一握の性(さが)。
 
それはともかく、めざといのはぼくだけじゃないですからね。ぼくみたいな紳士だけじゃないから。
その小松さん(仮名)に、カメラ向けた奴がいたからね。
まぁ、実際にはカメラを向けた瞬間に、菜奈さん(仮名)が立ち上がったから、盗撮には失敗したのではないかと思いますけど。
こういうときにどういう行動をとれば良いのかは、非常に悩ましいわけです。
その男を警察に突き出す、彼女に注意を喚起する、ぼくもクルマに望遠レンズを取りに行く、と、幅広く検討したんですが、結局、何もできませんでした。
 
で、何を言いたいのかと言いますと、パンツ見られたくない女性の皆さんは、気を付けて下さいねってこと。
あと、
「いまさら見られたって良いわよ」
って方。
ババアのパンツに興味ないって言ってるだろ。何度も言わせんな!
 
南信州、春爛漫。
 

2017年4月15日

 
 

 
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