COLUMN

 


静岡マラソン2015

静岡マラソン。雨の中のレース。
妹(文子)と奥さん(晶子)と奥さんの妹(京子)が出場。

フルマラソン初挑戦の晶子は35km、初ランの京子は25kmでそれぞれ時間切れ。残念がってましたけどね、それでも35kmも走るなんて、ただ事じゃないですよ。ぼくなんか35mがいいとこ。桁が違うどころか、単位が違うからね。
35kmと35mって、イメージ的にはそこまで違うように感じませんけど、仮にですよ、ぼくが40km、静岡市をぐるっと一周したとしたら、奥さんは、地球一周してくる計算だからね。これはやっぱりスゴイことですよ。

もっとも文子は本格的にスゴかった。
3時間19分というタイムがスゴイのかどうかぼくには分からないけれど、ビジュアル的にスゴかった。
ぼくは30km付近での応援。天候のせいなのか、マラソンとはそういうものなのか、屈強に見える男子がバタバタ倒れていく。青ざめてガタガタ震えはじめる人とか、道路脇にうずくまって吐いちゃってる人とか。
ちなみに、そういうヤバそうな人は上位陣に多い。最後尾付近になると、ヤバさはないけど、なんつーか、死臭が漂い始めている(笑)。大河ドラマのエキストラに使えそう。敗残兵ってこんなカンジだろうな、と。
バタバタ倒れていくランナーを尻目に、文子は涼しい顔で走り抜けていきます。挙げ句、ぼくを見つけてバナナの皮を「くらえっ!」とか言いながら投げつけてくる暴挙。
普段なら追いかけていってドロップキックをお見舞い…いや、追いつかんな。
いやぁスゴかった。感心したよ。

皆さんの頑張りを目の当たりにしたぼくですが、今後死ぬまで、走らずに済むならそれで済ませたいと、やっぱりそう思うわけであります。
走りたい諸君を止めはしない。グルグルと走り回ってくれ。ぼくはこのまま止まっている。太陽のように。たとえ太陽が動いているように見えても、動いているのはキミタチだ。
以上だ。頑張ってくれたまえ。

2015年3月1日

 
 
 
 

 
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