彼は報道カメラマン

 

ぼくのアイドルは大勢いるんだけど、その中でも一番長い間、アイドルで居続けるのが宮台真司だ。
学生時代以来ずっとだから、もう30年近くなる。
どのくらい好きかというと、息子に真司と命名しようと企てたくらいだ。
奥さんに全力で反対されたので止めたけど。
 
本もあらかた読んでいるはずだし、ネット記事はテキストも動画も、気がつけば全部目を通している。その結果、新たな記事を読んでも、それほど新たな知見に出会うわけではない。
だから、なにがなんでも全部の記事に目を通さなくちゃ、とは思ってはいない。
「今日の朝日新聞に宮台のインタビュー記事が載っている」ということをTwitter経由で知っても、こんな時間にわざわざコンビニまで買いに行くハズではなかった。こんな時間じゃ、売ってるかどうかも怪しいし。
 
ところが、ウチの真司と名付けなかったバカ息子のせいで、今夜はかなりイライラしていた。
夜風に当たるのも良いか、とコンビニまで。
売ってた。というわけで、買ってきた。
 
読んでみたけど、やっぱりそれほどおもしろくない。聞き手のせいなのか、紙幅のせいなのか。宮台を読みすぎの、ぼくのせいかもしれない。
ガッカリしつつ、でも、写真は良いカンジに写ってるじゃん、と。
宮台はショートスリーパーを自称していて、そんなのを自称するくらいだからあまり寝ていないのだろう。最近の写真は大抵が寝不足ですって顔で写っている。
でも、今回の写真はなかなか良い。
ふと撮影者名を見る。古い友人だった。びっくり。
 
ついでに言うと、宮台記事の下欄は新井紀子。
なんという俺得新聞。
いままで散々、「KY」とか「アサヒる」とか「アカヒ」とかバカにして悪かった。
皆さんも、是非、恵原の撮った宮台の写真を見るために、コンビニに走って下さい。まだ間に合うかもしれませんよ。





2021/10/15